MET
染色体17q31に位置するがん遺伝子でHGF/SF(scatter factor 細胞分散因子)をリガンドとする膜型受容体チロシンキナーゼ。
1984年に化学発がん物質により突然変異したヒト骨肉腫細胞株においてchromosome1q25に局在するTPR(translocation promoter region)遺伝子の融合遺伝子TRP-METとして同定された*1。
MET受容体チロシンキナーゼ経路の制御異常は、細胞増殖, アポトーシス回避(細胞生存), 血管増生, 浸潤、遠隔転移に関わっている。*2*3*4*5*6