組織発生分類からWHO 4thへ, さらにWHO 5th 2021脳腫瘍分類へ
WHO脳腫瘍分類は1979年以来, 腫瘍の想定される起源細胞への分化所見を調べることにより組織発生分類がおこなわれ,IHCなどによる細胞分化を同定する解析技術の進歩によって改訂をおこなってきた.
その後脳腫瘍研究の進歩により, 腫瘍細胞の組織分化を指標とする組織発生分類だけでは限界があることが明らかになった.
2016年WHO 4th分類から, Gliomaと胎児性腫瘍に分子生物学的情報を取り込んだ分子分類が採用された.