#author("2024-01-31T20:31:23+09:00","","")
#author("2024-01-31T20:32:35+09:00","","")
[[Wikipathologica-KDP]]

*脳マクロ所見 [#hcd73cdc]

SIZE(16){''脳表面(top viewとside view)の解剖''}

>&ref(braintop01.jpg,around,60%); &ref(brainbase01.jpg,around,50%); &ref(brainsideview01.jpg,around,50%);  サムネイルをクリックすると大きな画像が見られます.


&br;
SIZE(16){''脳前頭断面の解剖''}((小森隆司 第45回日本神経病理学会「神経病理の基礎」神経病理学検索法 p6-15, 2004))

#ref(brainbasecut.gif,around,40%);
固定脳の切り出し:左図はすでに脳幹を切り取った脳底であるが, 通常は脳幹をつけたまま, 乳頭体をとおるラインで第一の割をいれる。脳幹の付着部分の切除が容易になる。脳幹を傷つけないくらいに少し持ち上げて乳頭体にできるだけ近い部分で脳幹を切り離す。こうすると赤核を含む中脳断面を得ることができる。

乳頭体の前頭断面では''深部灰白質''の重要構造である&color(#8b3a62){''視床下核(ルイ体)''};の最大面がでないことが多いので注意する。視床下核はこの面から5mmないし1cm後方の面。~
乳頭体の基準面から1cm間隔で切り出し、必要なら5mm幅の面を作成して写真をとる。脳は白色調がつよく絞りを考えて撮影が必要になる。

#clear

SIZE(16){''基準面(乳頭体をとおる前頭断面)から後頭葉にかけての脳前頭断スライス1-5''} -- すべてのサムネイルはクリックして大きな画像を見ることができます.

#ref(mammarybody02.jpg,around,25%)
1. 基準前頭断面(乳頭体をとおるラインでの割面)
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#ref(Louis_body.jpg,around,32%)
2. 視床下核(ルイ体)をとおる断面)~
大脳脚は赤核の高さで切断され脳幹がきりはなされているためまっすぐなラインとなっている。
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#br
#ref(thalamusGNu.jpg,around,32%)
3. 視床内外膝状体、視床枕をとおる断面
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#ref(pineal_body.jpg,around,32%)
4. 松果体の認められる断面
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#ref(occipital04.jpg,around,32%)
5. 後頭葉, 鳥距溝の断面
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SIZE(16){''基準断面から前頭葉への脳前頭断面スライス6-''}

#ref(hypothalamus01.jpg,around,32%)
6. 視床下部、前交連をとおる断面
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#ref(senjohtai01.jpg,around,32%)
7. 線状体(尾状核+被殻)頭部をとおる前頭断面
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#ref(caudatenuclei01.jpg,around,35%)
8. 側頭葉極、尾状核頭の前頭断面
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#ref(frontallobe01.jpg,around,40%)
9. 大脳前面, 前頭葉極の前頭断面

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**前頭葉から後頭葉への割面を連続してみるための画像配列 [#he635dd1]

#gallery(left,nowrap){{

frontallobe01.jpg>frontal lobe
frontallobe01.jpg>前頭葉
caudatenuclei01.jpg>側頭葉極、尾状核頭
senjohtai01.jpg>線条体のライン
caudatenuclei01.jpg
hypothalamus01.jpg>視床下部
mammarybody02.jpg>乳頭体
thalamusGNu.jpg>視床内外膝状体、視床枕
pineal_body.jpg>松果体
occipital04.jpg>後頭葉, 鳥距溝
}}

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