#author("2023-02-10T10:13:32+09:00","","") #author("2023-02-10T10:17:29+09:00","","") [[Tokyo Bone marrow meeting- 東京骨髄病理研究会]] [[WikiPathologica]] &color(red){注意: ''このページは管理人の個人的まとめページです。正式な東京骨髄病理研究会のWeb pageではありません。''}; *第一回東京骨髄病理研究会 2012年3月10日[#u71814fb] 2012年(平成24年)3月10日(土), 14:00より東京都渋谷区千駄ヶ谷の津田ホールで開催されました。(敬称略) 代表世話人 東海大学医学部基盤診療学系病理診断学 中村 直哉~ 共催 東京骨髄病理研究会/ノバルティスファーマ株式会社~ **研究会内容 [#hefe0aa9] 症例検討1 「骨髄内増殖を示すdiffuse large B cell lymphomaにcIgM陽性immature plasma cellおよびplasmablastの増殖を伴う一例 」~ 磐田市立総合病院 病理診断科 谷岡 書彦 症例検討2 「発熱と脾腫で発症し骨髄生検で診断し得た血管内大細胞型B細胞リンパ腫」~ 昭和大学医学部 第二病理学教室 塩沢 英輔 昭和大学医学部 第二病理学教室 塩沢 英輔先生 症例検討3 「乳癌術後の多発肺結節影を契機にみつかった無症候性骨髄腫の1症例」~ 国立病院機構西群馬病院 臨床検査科病理 岩科 雅範 国立病院機構西群馬病院 臨床検査科病理 岩科 雅範先生 特別講演1 「骨髄増殖性腫瘍(myeloproliferative neoplasms;MPN)の病態、診断と治療の現在」~ 東京医科大学 血液内科 後藤 明彦先生 特別講演2 「骨髄を組織で見るということ:白血病の時空間病理」~ 名古屋第一赤十字病院 病理部 伊藤 雅文先生 #br ***''症例検討01(報告)の磐田市立総合病院症例'' [#f8c04216] 骨髄内増殖を示すdiffuse large B cell lymphomaにcIgM陽性immature plasma cellおよびplasmablastの増殖を伴う一例 //H11-04114 and H11-04259 50歳代 男性 &photo(abdomenCT01.jpg,,初診時腹部CT); &photo(abdomenCT02.jpg,,治療後CT); 初診時CT(左);脾腫を認める。化学療法後(右)脾腫は軽快している。 #br #br ''骨髄穿刺および骨髄生検組織のvirtual slide.'' 1. 初診時骨髄穿刺 Virtual Slide ---> Bone marrow clot, Virtual slide, [[HE:http://www.ft-patho.net/NDPServe.dll?ViewItem?ItemID=1014]], [[May-Giemsa:http://www.ft-patho.net/NDPServe.dll?ViewItem?ItemID=1015]]を見る。 #br 2. 入院時(1の9日後) 骨髄生検組織---> Bone marrow biopsy, Virtual slide, [[HE:http://www.ft-patho.net/NDPServe.dll?ViewItem?ItemID=1016]], [[May-Giemsa:http://www.ft-patho.net/NDPServe.dll?ViewItem?ItemID=1017]]を見る。 Virtual slideを閲覧するには初回のみviewer softのインストールが必要です。--->[[インストール方法>viewer install]]~ Mac, Fire foxではインストールなしで閲覧が可能な場合があります。 -初回の骨髄穿刺クロット所見~ dry tapに近く、小さなparticleが少数とれているのみの穿刺クロットです。fat cellは認められず、粗ながらhypercellular な所見。 >&photo(4114MG01.jpg); &photo(4114MG03.jpg); &photo(4114MG04.jpg); &photo(flow01.jpg); #br >&photo(4114CD20.jpg); &photo(4114CD3.jpg); &photo(4114CD138.jpg); &photo(4114CD38.jpg); #br #br -骨髄生検組織所見(穿刺から10日後)~ 骨梁は保たれている。びまん性に大型異型細胞が密に増殖している。 >&photo(BMbiopsyHE.jpg); &photo(BMHE01.jpg); 骨梁近傍(paratrabecular area)はより明るいzoneとして認められ淡明な核の細胞が増殖していると考えられる。 #br #br >A.&photo(HPFdlbcl01.jpg); B1. &photo(HPFdlbcl02.jpg); B2. &photo(HPFdlbcl03.jpg); A-B1,2: BM biopsy骨髄HE染色で暗めに見える部分 #br >C. &photo(HPFvesicular04.jpg); D. &photo(BMHE02.jpg); E. &photo(BMHE06nodule.jpg); C-E: 骨髄HE染色で明るく見える部分。 #br #br *第二回東京骨髄病理研究会 [#q97fcea7] 第2回東京骨髄病理研究会~ 【日時】2012年8月25日(土) 午後3時~ 【会場】ノバルティス ファーマ株式会社東京事業所~ 〒101-0062~ 東京都千代田区神田駿河台2 丁目5 番1 号~ 御茶ノ水ファーストビル11 階 TEL 03-5577-9130~ 【参加費】1.000 円 【プログラム】 15:00~15:05 開会挨拶~ 15:05~15:40 ミニレクチャー~ 伊藤雅文先生(名古屋第一赤十字病院)~ MDS の診断~ 15:40~ 症例検討(骨髄のMDS もしくはMPN を疑う症例)~ コメンテーター~ 後藤明彦先生(東京医科大学血液内科)~ 伊藤雅文先生(名古屋第一赤十字病院)~ 第2回東京骨髄病理研究会のご案内 3 月10 日に開催されました第1回東京骨髄病理研究会には多数の方のご参加を頂 き、有難う御座いました。第2 回を下記のように開催する運びになりましたのでお知 らせいたします。第2回は症例検討を主に行いたいと思いますので、症例の提示をど うぞよろしくお願い申し上げます。~ また、第3回を2013 年3 月に開催します。東京医科大学血液内科教授大屋敷一馬先 生をお迎えして骨髄増殖性疾患について御講演を賜る予定です。また症例検討とミニ レクチャ-を合わせて行います。 皆様のご参加をお待ちして居ります。