第3回皮膚病理セミナー
の編集
https://www.wikipatho-kdp.website/?%E7%AC%AC3%E5%9B%9E%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%97%85%E7%90%86%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
履歴
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
[[Wikipathologica-KDP]] &color(#e2041b){''注意: このページは管理人の覚え書き, 勉強まとめページです. 皮膚病理セミナーの正式ページではありません。内容についていかなる責任ももてません.''}; *第3回皮膚病理セミナー [#p2bbcf51] ***症例#1-3: [#c213e718] presentation: 平木 翼先生 静岡県立静岡がんセンター病理診断科 Case 1. 90代女性。半年前に背部に出血を伴う腫瘤を自覚するも放置していた。3か月前に前医を受診した際には,背部に血痂を伴う紅色疣贅状腫瘤を認めた。生検の後当院へ紹介され,切除術が施行された。 -''Malignant melanoma/ low-CSD melanoma with desmoplastic melanoma component'', Skin(back), excision Case 2. 70代女性。1か月前に左上背部の痛痒さを自覚したが,外用薬で様子を見ていたところ,出血したため前医を受診された。潰瘍,痂皮を伴う斑状病変を認め,当院へ紹介された。パンチ生検検体を供覧する。 -Part of a ''basal cell carcinoma'', see description (腫瘍含有量に乏しく亜型診断は困難である), Skin(back), punch biopsy Case 3. 60歳男性。5年前から顔面に腫瘍を自覚していた。当院受診にて,切除生検が施行された。 -''Trichogerminoma'', Skin(face), excision #br ***症例 #4-6 presentation: [#i9cb5c57] 小山雄三先生 大分市医師会立アルメイダ病院 病理診断科/ 大分大学医学部診断病理学講座 Case 4. 10代男性。生下時より右上肢、左下肢に腫脹あり。左下肢病変の切除術を施行。 -''Verrucous hemangioma/ Verrusous venous malformation; VVM'' 先天性はCobb症候群. Case 5. 10代男性。3年前より左下腿の腫脹に気づく。増大傾向にあり,今回摘出術施行となった。 -Spindle cell hemangioma (former Dx: spindle cell hemangioendothelioma[low-grade angiosarcoma]) Case 6. 30代女性。2年前より右鎖骨下前胸部の皮下腫瘤を自覚していた。徐々に増大していたため、近医で腫瘍の摘出術が施行となった。 -Epithelioid hemangioendothelioma, EHE ***症例#7-9: [#gf5cb1a8] presentation 三浦圭子先生 東京医科歯科大学病院病理部 Case 7. 40代男性。約6年前より前額部に腫瘤を生じた。生検ののち全切除された。 -Poroma (Porocarcinomaではない) Case 8. 60代男性。約40年前からから右側腹部に褐色調の皮膚病変が多発して。経過を見ていた約2年前から一部にその一部に隆起を生じ、1年前から急激に増大した。 -Bowen disease and squamous cell carcinoma with porokeratosis of Mibelli (possibly) with Blaschkoid distribution (ミベリ汗孔角化症はBlaschko線に沿った分布を示すと思われる) Case 9. 40代女性。腹部の1cm大腫瘍。神経線維腫、色素性母斑などを疑い全切除された。 -Common nevus [Intradermal nevus] with inflammatory change ***症例#10-12: [#b1d9e78d] presentation 岩橋吉史 和歌山県立医科大学人体病理学教室/ 大阪国際がんセンター病理・細胞診断科 Case 10. 60代女性。20代より頚, 項部や腋窩などに黄白色の皮疹がみられるようになった。数年前より左眼の視力低下が出現。 -Pseudoxanthoma elasticum Case 11. 40代男性。以前より下顎部に数mm大の丘疹あり、徐々に増大傾向である。 -BAP1-inactive melanocytoma [BAP1 tumor predisposition syndrome] Case 12. 1歳女児。背部に4 cm大,弾性硬の皮下腫瘤あり。表面には発毛がみられる。 -Fibrous hamartoma of infancy ***症例#13-15: [#u1b74e69] presentation 藤本正数 京都大学医学部附属病院病理診断科 Case 13. 80歳男性。陰茎潰瘍の生検組織。鑑別診断:関節リウマチに伴う血管炎、壊疽性膿皮症、MTX関連リンパ腫。 -MTX-associated gamma-delta primary cutaneous extranodal NK/T-cell lymphoma (γδ-pcENKTL) Case 14. 60歳男性。発熱を伴う全身の難治性の浸潤性紅斑。Sweet病疑い。背部より生検。 -Suspect of Histiocytoid Sweet syndrome (HSS) [VEXAS(Vacoles, E1 enzyme, X-linked, Autoinflammatory, Somatic) syndrome-UBA1遺伝子の体細胞変異, 19%にSS合併]] Case 15. 20代女性。2か月前に発症した両下腿の紅斑。血管炎除外目的に下腿より生検。 -Histiocytoid PAN/polyarteritis nodusum Case14, 15--なぜ顆粒球系細胞かもしれないのにわざわざHistiocytoidという言葉を使うのか? 核がゆがんだり,湾曲, たわんだりした形態をHistiocytoid というのは誤解をまねくのではないか?
タイムスタンプを変更しない
[[Wikipathologica-KDP]] &color(#e2041b){''注意: このページは管理人の覚え書き, 勉強まとめページです. 皮膚病理セミナーの正式ページではありません。内容についていかなる責任ももてません.''}; *第3回皮膚病理セミナー [#p2bbcf51] ***症例#1-3: [#c213e718] presentation: 平木 翼先生 静岡県立静岡がんセンター病理診断科 Case 1. 90代女性。半年前に背部に出血を伴う腫瘤を自覚するも放置していた。3か月前に前医を受診した際には,背部に血痂を伴う紅色疣贅状腫瘤を認めた。生検の後当院へ紹介され,切除術が施行された。 -''Malignant melanoma/ low-CSD melanoma with desmoplastic melanoma component'', Skin(back), excision Case 2. 70代女性。1か月前に左上背部の痛痒さを自覚したが,外用薬で様子を見ていたところ,出血したため前医を受診された。潰瘍,痂皮を伴う斑状病変を認め,当院へ紹介された。パンチ生検検体を供覧する。 -Part of a ''basal cell carcinoma'', see description (腫瘍含有量に乏しく亜型診断は困難である), Skin(back), punch biopsy Case 3. 60歳男性。5年前から顔面に腫瘍を自覚していた。当院受診にて,切除生検が施行された。 -''Trichogerminoma'', Skin(face), excision #br ***症例 #4-6 presentation: [#i9cb5c57] 小山雄三先生 大分市医師会立アルメイダ病院 病理診断科/ 大分大学医学部診断病理学講座 Case 4. 10代男性。生下時より右上肢、左下肢に腫脹あり。左下肢病変の切除術を施行。 -''Verrucous hemangioma/ Verrusous venous malformation; VVM'' 先天性はCobb症候群. Case 5. 10代男性。3年前より左下腿の腫脹に気づく。増大傾向にあり,今回摘出術施行となった。 -Spindle cell hemangioma (former Dx: spindle cell hemangioendothelioma[low-grade angiosarcoma]) Case 6. 30代女性。2年前より右鎖骨下前胸部の皮下腫瘤を自覚していた。徐々に増大していたため、近医で腫瘍の摘出術が施行となった。 -Epithelioid hemangioendothelioma, EHE ***症例#7-9: [#gf5cb1a8] presentation 三浦圭子先生 東京医科歯科大学病院病理部 Case 7. 40代男性。約6年前より前額部に腫瘤を生じた。生検ののち全切除された。 -Poroma (Porocarcinomaではない) Case 8. 60代男性。約40年前からから右側腹部に褐色調の皮膚病変が多発して。経過を見ていた約2年前から一部にその一部に隆起を生じ、1年前から急激に増大した。 -Bowen disease and squamous cell carcinoma with porokeratosis of Mibelli (possibly) with Blaschkoid distribution (ミベリ汗孔角化症はBlaschko線に沿った分布を示すと思われる) Case 9. 40代女性。腹部の1cm大腫瘍。神経線維腫、色素性母斑などを疑い全切除された。 -Common nevus [Intradermal nevus] with inflammatory change ***症例#10-12: [#b1d9e78d] presentation 岩橋吉史 和歌山県立医科大学人体病理学教室/ 大阪国際がんセンター病理・細胞診断科 Case 10. 60代女性。20代より頚, 項部や腋窩などに黄白色の皮疹がみられるようになった。数年前より左眼の視力低下が出現。 -Pseudoxanthoma elasticum Case 11. 40代男性。以前より下顎部に数mm大の丘疹あり、徐々に増大傾向である。 -BAP1-inactive melanocytoma [BAP1 tumor predisposition syndrome] Case 12. 1歳女児。背部に4 cm大,弾性硬の皮下腫瘤あり。表面には発毛がみられる。 -Fibrous hamartoma of infancy ***症例#13-15: [#u1b74e69] presentation 藤本正数 京都大学医学部附属病院病理診断科 Case 13. 80歳男性。陰茎潰瘍の生検組織。鑑別診断:関節リウマチに伴う血管炎、壊疽性膿皮症、MTX関連リンパ腫。 -MTX-associated gamma-delta primary cutaneous extranodal NK/T-cell lymphoma (γδ-pcENKTL) Case 14. 60歳男性。発熱を伴う全身の難治性の浸潤性紅斑。Sweet病疑い。背部より生検。 -Suspect of Histiocytoid Sweet syndrome (HSS) [VEXAS(Vacoles, E1 enzyme, X-linked, Autoinflammatory, Somatic) syndrome-UBA1遺伝子の体細胞変異, 19%にSS合併]] Case 15. 20代女性。2か月前に発症した両下腿の紅斑。血管炎除外目的に下腿より生検。 -Histiocytoid PAN/polyarteritis nodusum Case14, 15--なぜ顆粒球系細胞かもしれないのにわざわざHistiocytoidという言葉を使うのか? 核がゆがんだり,湾曲, たわんだりした形態をHistiocytoid というのは誤解をまねくのではないか?
テキスト整形のルールを表示する